「Word Online」にAIをフル活用した文書作成支援を導入
「Word Online」は、マイクロソフトから提供している無料の文書作成ツール。米国時間5月6日に同社が発表したところによると、Wordに近々「Ideas」という新機能が加わり、文書作成のあらゆる支援を提供する。
そのAIとは?
AIの正式名称はArtificial Intelligenceで、この略称で「AI」と呼ばれています。
人工知能(AI)とは、人間の脳が行っている知的な作業をコンピュータで模倣したソフトウェアやシステム。 具体的には、人間の使う自然言語を理解したり、論理的な推論を行ったり、経験から学習したりするコンピュータプログラムなどのことをいう。
Word OnlineにAIを導入メリット
マイクロソフトのニュースによれば、「Word Online」で以下のことを使えるようです。
書くことが苦手な人にとって、Ideasの最重要な機能は簡潔で読みやすいテキストを書くことの支援に違いない。文法チェッカーの強化版だと思えばいい。ツールは明らかな間違いを直すだけでなく、文章をよりよくすることに焦点を当てる。例えば、複雑なフレーズを使いこなせないとき、機械学習を使って別の書き方を提示してくれる。差別のないインクルーシブな文章を書くための機能もある。
クラウドベースの同ツールは読み終えるまでの予想時間や略語の説明なども提示してくれる。そのために、Microsoft Graphにあるあなたの会社のデータを利用する。
Ideasは文書の要点を自動的に抽出することもできる。
Microsoft(マイクロソフト)によれば、Ideasは「Word Designer」なる機能も提供するとのこと。表など、文書のさまざまな部分のスタイル設定を支援する。新機能は6月からOffice Insiderプログラム参加者に提供され、秋には全ユーザーに公開される予定だ。
Office 365 やOffice 2019では人工知能(AI)は既に追加された
Excel2019に追加されたAI機能は、IT業界において今最もホットなキーワードで、各分野で研究が進められ、現在では様々なシーンで力を発揮しています。
たとえば、ある企業名を入力するとExcel2019はそれが企業名であると認識するようになります。さらにExcel2019はAPIを利用してBingにてインターネット検索をし、株価や時価総額などの情報を付加してくれます。
国名を入力すればその国の人口、領土、指導者、経度、都市名などの情報を自動的に取得します。任意の情報を選択することでセル内にその情報が記入されます。
Excelに追加された新機能である「Ideas」、「New data types」、「Insert Data from Picture」、「Dynamic arrays」については以下の記事で詳しく紹介しています。