どれが一番安全?Windows 10 にサインインする 4 つの方法を紹介
目次
Windows へのサインインするためのパスワードを複雑にすればするほど安全性が増しますが、Windows 10 に用意されているPIN、ピクチャ パスワード、指紋や顔、などのサインイン方法は、実はパスワードよりも安全なのです。
Windows 10 にサインインする 4 つの方法
Windows 10 には、サインイン方法として従来のパスワードを含めて以下の 4 つの方法が用意されています。
1, パスワード入力
英数字と記号を組み合わせた文字列を入力して認証する方法です。
自分のお名前と生年月日を込み合わせて設定すると覚えやすいですが安全性が低くなります。
一方、できるだけ複雑なパスワードにすると安全性が高くなりますが、覚えにくく入力する手間がかかるのがデメリットです。
2, PINでサインイン
Windowsのサインイン時にパスワードの代わりに入力する4 桁以上の暗証番号を入力する方法です。
覚えやすく入力しやすいというメリットがありますが、そんな簡単な方式だとセキュリティが心配になるかもしれません。
しかし、設定したデバイスでしか動作しないため、万が一、番号が盗まれたとしても、他の端末で入力されたとしてもなんの意味も持ちません。
3, ピクチャ パスワード
お気に入りの写真を登録後、写真の特定の部分を丸く囲んだり、直線で結んだりする操作をすると、その一連の操作を行うことでサインインする方法です。
タッチ対応PCならセキュアで面白くて、推測されにくいため安全性も高いです。
4, Windows Hello (生体認証)
従来のパスワードに変わって、指紋や顔などの生体情報を利用することで、Windowsへサインインする方法です。
パスワードよりも簡単、より安全なPINでサインインする
Windows 10にサインインする方法は4つもありますが、一番オススメのは「PIN」でしょう。
従来のパスワードに変わって、「PIN」によるサインインを利用することで、一見パスワードに比べて安全性が低いように思えます。この4桁以上の暗証番号、 PIN がなぜ安全なのでしょうか。
一般的にパスワードは複雑にすると安全性が増しますが、もし、「パスワードを盗み見された」、「ウイルスやスパイウェアに感染してパスワードが漏えいした」など、なんらかの方法でアカウントとパスワードが第三者に知られてしまった場合、お使いの PC 以外からでもサインインができてしまいます。
これに対して、PINは、設定したPC上でしか有効ではないので、たとえ番号が盗まれたとしても、他の端末で入力されたとしてもなんの意味も持ちません。
「Windows Hello」を利用した指紋でサインインはもっと便利!
Windows 10 には、顔や指紋などを使った生体認証によるサインインを可能にする「Windows Hello」という新機能が搭載されています。
従来のパスワードに変わって、指紋や顔、虹彩などの生体情報を利用することで、Windowsへのサインインを簡単、かつセキュアに実現することができます。
PCに内蔵されている指紋リーダーで生体情報を登録すれば、キーボードやマウスに触れることなく、顔をカメラに向けたり、指紋リーダーに指紋をかざしたりするだけですぐにサインインができます。
PIN 同様に、指紋や顔のデータは PC 内のみに保存されるので、PC そのものが盗難された場合でも、ユーザー本人以外はサインインできないため、最も安全なサインイン方法と言えるでしょう。
なお、指をケガしたときなどに備えて、複数の指紋を登録させておくと便利です(指紋でサインインできなくてもパスワードやPINでサインイン可能)。また、指紋リーダーのタイプによっては、指の角度や位置などによって、うまく指紋を認識できない場合もあります。同じ指の指紋を、別の指紋として複数登録しておくと、読み取らせるときの角度などがズレても認識してくれるようになります。
最後に
まとめ、Windows 10 には、サインインをより簡単に、より安全にするため、以上の4つのサインイン方法が用意されています。
自分の好きな方法を選んで設定すれば、Windows はもっと安全になるでしょう。
使い方は簡単、Windows の設定 > アカウント > サインイン オプションで設定するだけで、好きなサインイン方法を利用できます。