Microsoftが個人向けOffice 365の利用制限を緩和へ、Office 365に誘導か?
Microsoftの発表によれば、今年後半に発売するOffice 2019の価格を現行のOffice 2016より10%値上げる。逆に、10月2日以降、個人向けOffice 365のインストール台数制限を撤廃して同時に5台まで利用できるように改定するようだ。
目次
個人向けOffice 365のインストール台数が無制限に、同時利用は5台
Microsoftが、2018年8月31日(米国時間)、個人向けのOffice 365を同年10月2日から「インストール台数が無制限に、同時使用は5台まで」に変更すると公式ブログで発表した。対象製品は、海外で個人向けに提供されている「Office 365 Home」と「Office 365 Personal」、または、日本限定で提供されている「Office 365 Solo」である。
それではまず、これまでの個人向けOffice 365のそれぞれの内容を並べて見てみましょう。
Office 365 Home
Office 365 Personal
Office 365 Solo
マイクロソフトが、10月2日(同)より、個人向けOffice 365のインストールと同時使用台数の制限を緩和し、「インストール数は無制限、同時に最大5台のデバイスでサインイン可能」と変更するようだ。
それでは、10月2日以降、変更される個人向けOffice 365のそれぞれの内容を並べて見てみましょう。
2018年10月2日以降のOffice 365 Home
Office 365 Home の変更は、インストール台数が10台から無制限に、利用できるユーザー数は5人から6人まで増えた。利用可能なOneDriveの容量は6TBまで拡大した。が、同時利用できるユーザーは5人まで、6台目のデバイスでサインインを試みると、制限を示すメッセージが現れ、別のデバイスからサインアウトしなければならない。
2018年10月2日以降のOffice 365 Personal
Office 365 Personalは、変更後に複数のデバイスをお持ちのユーザーに対して、Office 365 を安価に使えるようになりました。
2018年10月2日以降のOffice 365 Solo
Office 365 Soloは、日本限定提供されている個人向けOffice 365 であり、Office 365 Homeに比べて、価格が高いだけでなく、利用できるユーザー数も少ない。
Office 2019の価格
今年後半に発売されるOffice 2019のプレビュー版が既に提供されています。Office 2019の価格が現行の永続ライセンスのOffice 2016より10%アップされるようです。具体的な価格はまだ分かりません。
最後に
マイクロソフト、個人向けOffice 365 の利用制限を緩和し、Office 2019の価格をアップする行動は、個人ユーザーをOffice 365へ誘導している。多くのパソコンをご利用の方は、今後、Office 365 を契約したのは永続ライセンスのOffice 2019を使うより安くなるでしょう。