Excel 2019 に追加された新しいIFS 関数の使い方
Excel 2019のIFS関数の使い方を紹介します。IFS 関数は複数の条件を順に調べた結果に応じて異なる値を返します。IFS関数は複数の条件を順に調べた結果に応じて異なる値を返すため、以前からあるIF関数のネストを1つの関数で表せます。
IFS関数の簡単な構文
=IFS(論理式1, 値が真の場合1, 論理式2、値が真の場合2…論理式127, 真の場合127)
例:C列にB列の得点の評価をA、B、Cで表示したい。90点以上をA、80点以上をB、70点以上をCに評価したいです。ということでIFS 関数を用いてテストしてみます。
OKをクリックすると結果が表示されます。
IFS関数を使用する際の注意
IFS関数は、最大127つの条件を入れることが可能。
IF関数とは違い、IFSでは複数の条件を入れ子にすることなく結果をわけることができます。そのため、[論理式]の条件は厳しいものから緩いものへと順に並べる必要があります。
例えば、[論理式]の条件を以下のように、=IFS(B2>70,"C",B2>80,"B",B2>90,"A")順番で設定すれば、すべての評価がCになります。
すべての条件に合わない場合の結果を入れるには、最後の条件部分に「TRUE」と入力し、表示させたい値や数値を指定します。 この指定がなく、条件に一致しない場合は#N/Aエラーが表示されます。
IFS関数を利用できるOfficeバージョンは、Office 365、Office 2019バージョンです。Excel Onlineでも使えます。
Office 2019に追加された新機能のためOffice 2016では使えません。Office 2016とOffice 2019の違いについては以下の記事を参考してください。