Office 2019の価格がわからん!初心者が戸惑う概要・料金まとめ
2019年1月22日より、Microsoft Officeの最新バージョン、家庭向け「Office 2019」の販売が始まりました。「Office 2016すら使ったことがないのに」「最新Office 2019ってどんな感じ?」という方も多いのではないでしょうか。今回はOffice 2019についての概要、商品の構成、価格をご説明いたします。
マイクロソフトオフィスといえば、みんなが知っているようにワード、エクセル等の入った、ビジネス統合型ソフト。ほとんどの方が、普通にExcelやWordは単体で買わず、Officeとして購入しているのではないでしょうか。Office Premium が予めプレインストールされたパソコンも多く販売されています。
Windows3.1の時代から約3年ごとにバージョンアップを続けてきたマイクロソフトOffice。95、97、2000、XP、Office 2003、Office 2007、Office 2010、Office 2013、Office 2016、Office 2019ときて、今回発売されたのがOffice 2019です。さらに、Office 365というサブスクリプション版もあります。
ただし、Office 2007までのサポートが終了しているのでOffice 2010、Office 2013、Office 2016、Office 2019のどのバージョンを使っているでしょうか。
もちろん、新しいバージョンに変わるたびに新機能を搭載してデビューしてきたわけですが、実感としてはOffice 2016あたりで「機能はもう現状で十分」と思われた方も多いのではないでしょうか。 では、Office 2019は、一体どんな新機能が追加され、どう変わったでしょうか。
Office 2019の特徴
Office 2019で充実した点は、Office 2016 の発売後にOffice 365でアップデートされた新機能、新しいインクツール、データ型、関数、翻訳および編集ツール、モーション グラフィックス、使いやすい機能などが追加されました。
これらの新機能に加えて、次の変更点に注意する必要があります。
Office 2019 は Windows 10 のみ対応
Office 2019 は Windows 10 でサポートされていますが、Windows 7 または Windows 8.1 ではサポートされていません。
Windows インストーラー (MSI) で提供しない
インストールを構成して実行するには、Microsoft ダウンロード センターから無料でダウンロードできる Office 展開ツールを使用します。 以前 Windows インストーラー (MSI) に使用していた Office カスタマイズ ツールは使用されなくなりました。
Office 2019 のサポート期間は合計7年
Office 2019は、メインストリームサポートが発売から約5年間設定されていて、延長サポートが2年間と設定されています。
Office 2019稼働環境
Office 2019は、Windows 7 または Windows 8.1 では稼動しませんので、ご注意ください。 また、Office 2019 for Mac は、macOS の 3 つの最新バージョンでサポートされます。 macOS の新バージョンがリリースされた場合、Office 2019 for Mac のオペレーティング システム要件は、 その時点での最新の 3 つのバージョン (macOS の新バージョンとそれ以前の 2 つのバージョン) になります。
オペレーティングシステム | Windows 10 |
CPU | 1.6 GHz、2 コア |
メモリ | 4 GB (64 ビット)、2 GB (32 ビット) |
ハードディスク | 4 GB の空きディスク領域 |
画面解像度 | 1280 x 768 の画面解像度 |
オペレーティングシステム | 10.12以降。macOS の 3 つの最新バージョン。 |
CPU | Intel プロセッサ |
メモリ | 4 GB RAM |
ハードディスク | 使用可能ディスク領域 10 GBHFS+ ハード ディスク フォーマット |
画面解像度 | 1280 x 800 の画面解像度 |
Office 2019 製品群
Office 20196バージョンに引き続き、いくつかのパッケージがあります。少しずつ構成が異なりますので、下の表を参考にご検討ください。
Office 2019 の種類と販売形態
Office Personal 2019 | POSA版 、ダウンロード版、プレインストール PC版。 |
Office Home & Business 2019 | POSA版 、ダウンロード版、プレインストール PC版。 |
Office Professional 2019 | ダウンロード版、プレインストール版、POSA版の販売無し。 |
Office Home & Student 2019 for Mac | POSA版 、ダウンロード版、プレインストールの販売無し。 |
Office Professional Academic 2019 | POSA版 、ダウンロード版、プレインストール PC版 |
Office Academic 2019 for Mac | POSA版 、ダウンロード版、プレインストールの販売無し。 |
Office Academic 2019 for Mac、Office Professional Academic 2019は、学生、教育向け製品です。学生証明を提示することで安く購入できます。
Office 2019 アプリケーションの構成と価格
機能と価格 | Personal 2019 | Home & Business 2019 | Professional 2019 | Home Student 2019 for Mac | |
Word 2019 | 〇 | 〇 | 〇 | 〇 | |
Excel 2019 | 〇 | 〇 | 〇 | 〇 | |
Outlook 2019 | 〇 | 〇 | 〇 | ||
PowerPoint 2019 | 〇 | 〇 | 〇 | ||
Access 2019 | 〇 | ||||
Publisher 2019 | 〇 | ||||
インストール台数 | 2台 PC | 2台 Mac/PC | 2台 PC | 2台 Mac | |
価格 (税込) | 32,184円 | 37,584円 | 64,584円 | 25,704円 |
Office 2019 製品選択時の注意事項
AccessとProfessionalが必要か
AccessとProfessionalが必要なくであれば、Office Personal 2019とOffice Home & Business 2019を選択するでしょう。
Macで使うか
Macで使うならOffice Home & Student 2019 for Mac 、Office Home & Business 2019を選ぶでしょう。特に、Mac、Windows両方使うことであればOffice Home & Business 2019がオススメです。
Office 2016 との互換性
Office 2016 と互換性があるアドインおよびその他の機能拡張ソリューションは、Office 2019 と互換性がある場合がほとんどか、または最小限のテストのみ必要になります。
以上、簡単にOffice 2019の特徴、構成、価格をご説明いたしました。 この記事は、筆者がOffice 2019の紹介セミナー等で得た情報をまとめたものです。 詳細は必ず、マイクロソフトのサイト等でご確認いただきますよう、お願い申し上げます。